この記事では
- SARS(サーズ)収束までの期間・時間はどれくらいだったの?
- 収束の仕方を解説!どのようにどうやって収束したの?
- 収束理由はなぜ?
という内容について紹介しています!
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SARS(サーズ)はどのように収束したの?理由はなぜで収束までの期間はどれくらいだったか、時系列に解説!
SARS(サーズ)収束理由とかかった期間を要約!なぜ新型コロナに自粛が必要なの?
世界中で感染が拡大されている新型コロナウイルスですが、対策を講じる際2002年に流行したSARS(サーズコロナウイルス)がよく引き合いにだされています。
なので
- SARS(サーズ)は収束までの期間がどれくらいだったのか?
- 収束した理由や収束の仕方はどうだったのか?
- なぜ新型コロナの今回も自粛生活をしないといけないのか?
- ワクチンや薬はできないのか?
という点が気になっている方が多いと思います。
この辺りを今回、調査してみましたので、簡単に要約してご説明したいと思います。
それでは、SARS(サーズ)について、最初の患者が確認されてから収束宣言が出されるまでを時系列でご紹介し、収束した理由などについても詳しく解説していこうと思います!
ご興味ある方はぜひ最後までご覧ください。
SARS(サーズ)収束までの期間・時間はどれくらいだったの?
世界で約8000人が感染して775人が死亡したSARSですら収束に8カ月も掛かったのに、世界で190万人以上が感染し、すでに12万人が死亡し、今も感染拡大を続けている新型コロナが、1年後までに収束するわけがないことぐらい専門家じゃなくても誰にでも想像できるだろう。
— きっこ (@kikko_no_blog) April 15, 2020
結論から言うと、SARS(サーズ)収束までの期間は約8ヶ月です。
2002年11月に中華人民共和国広東省で最初のSARS症例が報告され、その後数回のアウトブレイク(突発的発生)を経て、世界保健機関はがSARS封じ込め成功を発表(収束宣言)したのは2003年7月5日のことでした。
SARSコロナウイルス (SARS-CoV) によって引き起こされるウイルス性の呼吸器疾患、通称SARS(サーズ)は、
2002年11月から2003年7月にかけて中華人民共和国南部を中心に起き、広東省や香港を中心に8,096人が感染。37ヶ国で774人が死亡(致命率9.6%)とWHOが発表しています。
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収束の仕方を解説!どのように収束したの?
SARS(サーズ)がどのように収束したのか、簡潔にいってしまえば「封じ込め作戦」つまり古典的な”隔離と検疫”対策を用いて収束がはかられました。
SARS(サーズ)収束までの期間を、発生から収束までを時系列で詳しく紹介しますので、こちらをご覧ください↓
- 2002年11月に、中華人民共和国広東省で最初のSARS症例が報告される
最初の患者の疾患原因特定は行われず、中国政府は、2003年2月までこの感染症の発生をWHOに公式報告しませんでした。この情報公開の遅れが感染症対策の遅れに繋がり、結果として中国政府は国際的に多くの批判を受けました。
- 2002年11月27日 最初のアウトブレイク(突発的発生)が起きる
- 2002年12月5日・11日 WHOは中国当局に対し照会を行う
WHOが対策を開始した時までに、世界中で死者は500人以上、加えて2,000人程度の感染者が発生していました。
- 2003年2月 SARS(サーズ)流行に一般の関心が向く
中国に渡航したアメリカ人ビジネスマンが、シンガポールへの飛行中に肺炎様の症状を呈し、飛行機はベトナム・ハノイに立ち寄る。
このビジネスマンはハノイ・フレンチ・ホスピタルに搬送されましたが、転院先の香港で死亡。さらに、この男性から複数の医療スタッフへ二次感染が起きていました。
- 2003年3月12日、WHOはグローバル・アラートを発令
- 2003年3月15日に、広東省・香港への渡航自粛勧告を出す異例の措置を取る
- 2003年3月29日 香港では、病院から患者集団の発生が報告される
- 2002年4月上旬 SARSはメディアでより大きく取り上げられるようになった
→2003年4月3日 日本の厚生労働省はSARSを感染症法の「新感染症」に指定
- 2003年4月16日 新型のSARSコロナウイルス(SARS-CoV)特定
古典的な「隔離と検疫」対策を用いる
- 2003年7月5日 世界保健機関は、SARS封じ込め成功を発表(収束宣言)
ちなみに、封じ込め成功後も、2003年12月と2004年1月、さらに同年4月から5月に、中国で3例のSARS散発例と、実験室での偶発的暴露で感染した3例が報告され、総勢14名が感染。
現在、SARSのワクチンは研究段階で、治療法は確立していません。対処療法のみとなります。
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収束理由はなぜ?実は確実な治療法が確立されていない…
特効薬の検証になんでそんなに時間がかかるんだ! とか、特効薬の可能性があるのにどんどん使わないのはなぜだ! とか言う人は、これを読んで下さい。後遺症はとても怖いのです。
SARSはまだ終わっていない…深刻な後遺症に苦しむ人々―中国 https://t.co/O1xFM1bfuG @recordchinaさんから
— 井上純一(希有馬) (@KEUMAYA) April 15, 2020
先ほど紹介したようにSARSのワクチンは研究段階で、治療法は確立されていません。
ではなぜSARS(サーズ)が収束したのか?と言うと、古典的「隔離と検疫」対策を用いて収束がはかられました。
隔離とはつまり
- 人に会わないこと
- 人が触ったものに触れないこと
を言います。
SARSは、SARSコロナウイルスによるウイルス性疾患であるため、抗生物質は無効。隔離と検疫がSARS予防に重要であると言われています。
ですので、今回の新型コロナウイルスでも外出自粛(人に会わない隔離措置)が推進されているのですね。
他にも、このような予防法がありますので、一緒にご紹介します↓
SARS(サーズ)に学ぶ感染予防法!
サイエンスに掲載された予想。冬に第二波らしいです。今回のような対応だと五輪は中止に追い込まれますね。院内感染爆発の国に外人は来ないでしょう
Projecting the transmission dynamics of SARS-CoV-2 through the postpandemic period https://t.co/9SCzZips8O— 上 昌広 (@KamiMasahiro) April 14, 2020
まず、SARS(サーズ)コロナウイルスは消毒用アルコールや漂白剤、界面活性剤での消毒で失活し、隔離と検疫がSARS予防に重要であるとされています。
他にも次のような予防法が存在します↓
- 石けんでの手洗い、うがい
- 接触感染を媒介しうる物の表面消毒
- サージカルマスクの着用
- 体液の接触を避ける
- SARS感染者の私物を、熱した石鹸水で洗浄する(フォーク・スプーン類や皿などの食器類、寝具など)
- 症状を呈した子供の出席停止措置
そして、院内感染対策として、サージカルマスクや使い捨てガウンが有効であるとも言われています。
また、中国政府対策本部からの発表によれば、SARSコロナウイルスは以下の環境中で安定するとの研究結果が発表されていますので、こちらも参考までに書いておきます。
- 紙・木などの環境中で3日間
- 痰や糞便中で約5日間
- 血液中で15日間
従来知られていたコロナウイルスでは、環境中で3時間生存と言われていたので、従来に比べると非常に生存期間が長いです。
SARS(サーズ)とコロナの違いは?コロナはいつ収束するの?
社会的距離を保ちながら送る生活を2022まで続ける必要がある可能性等について指摘しているサイエンス論文(ハーバード大の公衆衛生の研究者たちによる)。
COVID-19以前とは全く異なる「新しい日常」を検討する必要がありそうですね。https://t.co/gbJmEqulmX— Tsuyoshi Miyakawa (@tsuyomiyakawa) April 14, 2020
SARS(サーズ)は最初の患者が発見されてから、封じ込めが発表されるまでに約8ヶ月がかかっていますので、もし同じ期間で今回の新型コロナウイルスが収束するとすれば、約8ヶ月ということになります。
時期としては、新型コロナウイルスの最初の患者は2019年12月に中国の湖北省武漢市で発見されていますので、8ヶ月後は2020年8月という計算です。
ただ、SARS(サーズ)の感染者数は中国を中心に8,096人。うち774人が死亡。1,707人(21%)の医療従事者の感染というデータが出ていますが、
今回の新型コロナウイルスは2020年4月までに191万人を超える人が感染しています。感染者数が圧倒的に違いますし、感染も全世界に広がっていますから、8ヶ月で収束するかどうかはかなり疑問が残ります。
実際にハーバード大からは2022年ごろまで自粛生活が可能性があるとの発表もあります。
日本国内ではマスクやアルコールが不足していますが、手洗い・うがいを心がけ、漂白剤での消毒や、極力人に会わないようにする生活など、できる限りの対策を行っていきましょう。
また、詳しいことがわかり次第こちらのページに追記していきます!
まとめ
この記事では
- SARS(サーズ)収束までの期間・時間はどれくらいだったの?
- 収束の仕方を解説!どのようにどうやって収束したの?
- 収束理由はなぜ?
という内容について紹介しました!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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